GLOSSARY
相談了解とは、お客様から「この担当者に相談したい」と思われている状態を指します。購買心理の2段目にあたり、6つのステップのなかで最も重要とされる観点です。説明してくれる人という横並びの位置から抜け出せているかどうかを表し、住宅商談の勝ち筋を評価する軸のひとつになります。
商品や工法を丁寧に説明できる営業は多くいます。しかし、説明が上手いことと、相談したいと思われることは別です。
相談了解が取れている商談では、お客様が自分から迷いや不安を口にします。予算の本音、家族間で意見が割れている点、他社で言われて気になっていること。こうした情報が出てくるかどうかが、この状態に至れているかの目安になります。
| 手順 | やること | 外すとどうなるか |
|---|---|---|
| 1 | お客様の関心事を特定する | 関心のないテーマを掘られ、気持ちが離れる |
| 2 | その関心事で圧倒的な情報量を出す | 同じ水準の返ししかできず、詳しい人だと思われない |
| 3 | 中立的に伝える | 自社の宣伝に聞こえ、ポジショントークとして処理される |
性能に詳しいお客様には、その方を超える密度で性能を語れないと届きません。逆に、デザインに関心がある方に性能の話を続けても逆効果です。情報量と中立性はセットで、「他社を見るときもここは確認するといいですよ」という助言で止めるのが基本になります。
相談了解が取れると、お客様の反応が変わります。よく挙がるのは次の3つです。
年収を尋ねて言葉を濁される、他社名を教えてもらえないという状態は、まだ相談了解が取れていないサインです。
相談了解・問題点の共有・差別化の3つが揃っていない商談ほど、最終局面で価格に引きずり込まれます。価格以外の比較軸を作る作業は、最終決戦の手前で終わっている必要があります。