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注文住宅の営業でLINEはどう使う?連絡手段から追客までの設計

公開: 著者:河野 清博
注文住宅の営業でLINEはどう使う?連絡手段から追客までの設計

注文住宅の営業でLINEを使う会社が増えています。電話やメールより返信が早く、検討期間の長い住宅営業と相性が良いためです。ただし、やり取りが担当者個人の端末に閉じてしまうという副作用も同時に起きます。この記事では、導入前に決めておくべき設計を整理します。

なぜ注文住宅の営業でLINEが選ばれるのか

注文住宅の検討期間は数か月から年単位に及びます。この間、電話は出てもらえず、メールは開かれないという状態が続くと、追客そのものが成立しません。

LINEが選ばれているのは、お客様がすでに日常的に使っている経路だからです。新しいアプリを入れてもらう必要がなく、返信のハードルも低くなります。日程調整や資料の共有は、これだけでも明確に速くなります。

ただし、成約率が上がるわけではない

ここは切り分けが必要です。LINEで改善するのは連絡の取りやすさであり、お客様の中での順位(番手)を動かすのは商談の中身です。

LINEで改善することLINEでは改善しないこと
返信率、日程調整の速さお客様が抱えている困りごとの把握
資料や施工事例の届きやすさ自社の強みが刺さっているかどうか
連絡が途切れる期間の短さ他社と比べたときの位置づけ

右側は商談の中で決まります。LINEはその結論を届ける経路であって、結論そのものを作る場ではありません。

導入前に決めておく3つのこと

① 個人アカウントか、会社のアカウントか

現場で自然に始めると、担当者の個人アカウントでのやり取りになりがちです。手軽な反面、次の問題が起きます。

会社のアカウントで運用し、履歴が組織に残る形にしてください。住宅・不動産向けのLINE運用の基盤としては、姉妹サービスのALL GRIT(LINE営業支援)があります。

② 何を送り、何を送らないか

配信の目的が「接触回数を増やすこと」になると、ブロックされます。送るかどうかの判断は、前回の商談で確かめきれなかったことを確かめる目的があるかで決めてください。

③ 記録をどこに残すか

LINEのやり取りは、それ自体が顧客情報です。ところがトーク画面に残るだけでは、顧客カルテにもCRMにも反映されません。手で転記する運用にすると、商談後の入力と同じ理由で続かなくなります。

商談とLINEを、ひとつの流れにする

LINEが効くのは、商談で何が話されたかが分かっているときです。何に関心があったのかが分からないまま配信すると、内容が一般論になります。

ALLGRIT セールスAIでは商談の録音を解析し、その回に何が話され、次に何を確かめるべきかを整理します。解析した関心事に合わせてLINEの追客配信までつなぐ「LINE追客」は現在準備中で、ALLGRITのLINE基盤と連携する形で提供予定です。

現時点でできるのは、商談の中身を記録として残し、議事録や宿題を整理したうえで、それをLINEで届けるという運用です。詳しくは入力ゼロのAI商談解析をご覧ください。

よくある失敗

3つ目がいちばん多い失敗です。連絡が取りやすくなったぶん、商談の中身を見直す動機が薄れることがあります。

まとめ

注文住宅の営業でLINEを使う価値は、連絡が途切れる期間を短くできることにあります。一方で、番手を動かすのは商談の中身です。会社のアカウントで運用し、記録が組織に残る形にしたうえで、商談で確かめたことを届ける経路として使ってください。

成約率をどこから改善するかの全体像は住宅営業の成約率を上げる方法に、商談の記録の残し方はサービス紹介資料にまとめています。

よくあるご質問

注文住宅の営業でLINEを使うメリットは何ですか?

電話やメールより返信率が高く、日程調整や資料の共有が早く進みます。検討期間が長い注文住宅では、連絡が取れなくなる期間を短くできる点が大きいです。

個人のLINEでお客様とやり取りしても問題ありませんか?

履歴が担当者の端末にしか残らないため、上司が状況を把握できず、退職や異動で情報が失われます。会社のアカウントで運用することをおすすめします。

LINEで配信する頻度はどのくらいが適切ですか?

頻度の正解はありません。目的のない配信はブロックにつながります。前回の商談で確かめきれなかったことを確かめる、という目的があるかどうかで判断してください。

LINEを入れれば成約率は上がりますか?

連絡の取りやすさは改善しますが、それだけでは番手は動きません。お客様の中で何番目の候補かを決めるのは商談の中身であり、LINEはその中身を届ける経路にあたります。

出典・参考

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